アメリカの医療産業と4Gネットワーク

3月1日から4日まで国際医療関係者会員組織である非政府系非営利のHIMSS(Healthcare and Information Management Systems Society)が開催しているアトランタでのイベントで、3日、米SprintのCEOであるDan Hesse氏がヘルスケア産業におけるモバイルの役割について語っている。Hesse氏によると多くの業界ではテレコムへの支出が売上の6から8%になっているがヘルスケア業界では2から3%程度であり、現在の86億ドルから向こう数年間で124億ドルにまで支出(テレコムにとっては売上)が伸びる余地があるとのこと。その3分の2はワイヤレスだという。医師のスマートフォン使用率も上昇中で、やがて80%に達する。有望と考えているアプリケーションは、「電子処方箋」、「生命兆候(心拍など)遠隔モニタ」、「超音波プローブ搭載携帯電話機」など多岐に渡る。4Gになれば高精彩画像を送受できるので、例えばカメラを救急車に搭載しておけば、救急救命士が患者の到着までに準備したり、指示を出すことができるようになる。日本では2005年3月にNICT(独立行政法人情報通信研究機構)が横浜市と横須賀市で救急車に無線LAN端末を搭載して心電図の情報や患者の様子の映像を搬送中に病院に伝えるという実験を行っているが、モバイルの伝送速度が速くなればWi-Fiよりもセルラーの方がこういったアプリケーションには適している。この講演では定番の遠隔医療のほか、発症地域を表示するインフルエンザ・レーダーや、携帯電話機に患者が咳の音を吹き込むとデータベースと照合して初期診断をするアプリケーションも紹介されている。セルラーの利用という点で、ヘルスケア産業は他の業界に比べて30年遅れており、一気に追いつくための手助けがしたいとHesse氏は語っ田『模様。(幸野百太郎)
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