ドイツ第4の都市で4つの帯域を巡り争う4社

ドイツ4番目の大都市であるケルンが、4月に予定されているLTE用の周波数オークションを中止する可能性が浮上している。
Light Readings Mobileによれば、ケルンの裁判所は、E-Plus Mobilfunk社とTelefónica O2 Germany社からの訴えを受けて開かれる3月17日に公聴会で、周波数割当オークションを延期する可能性があるという。この訴えが起こされたのは2009年9月で、原告によるとオークションの構造自体が大手オペレータのT-Mobile DeutschlandVodafone Germanyに有利になっており、公平性を欠くとのこと。
ドイツでは10年前に行われた3Gの周波数オークションで、65MHz帯域の利用料が400億ドルに競り上がった結果、競り落としたオペレータの設備投資余力を奪われ、3G導入が日本などに比べて遅れたという過去がある。ただし、経済状況の悪化から、今回は10年前のような加熱は予想されていないようだ
ドイツでは4月12日に、800 MHz、1.8 GHz、2 GHzおよび2.6 GHzという4つの帯域が一斉にオークションにかけられる予定。これには、E-Plus、Telefónica O2 Germany、T-Mobile Deutschland、Vodafone D2の4社が入札を認められているが、ケルン裁判所の判断次第では更なる遅れも懸念される。
なお、特に800MHz帯は電波が回り込み、リピーターなどに頼らずともカバレッジが稼げるので基地局の数を節約できるので、各社は喉から手が出るほど欲しがっているはずだ。
(幸野百太郎)
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